2014年11月13日木曜日

アプレンティスシップ・パターン

書籍『アプレンティスシップ・パターン』を読み終わりました。


この本は、書籍『ソフトウェア職人気質』で提唱された「徒弟制度」というプログラマの成長のさせ方を、eXtreme Programming、アジャイル、ペアプログラミングといったものが普及してきた現代に合わせてまとめ直したものになっています。

この本の内容は、一言で表すなら「職業プログラマの心得をパターン・ランゲージで学ぶ」というものになるでしょう。

パターン・ランゲージというと、多くの方はGoFのデザインパターンを思い浮かべるでしょうが、パターンはプログラムの典型に名前を付けるだけでなく、その他多くの状況に適用できるものです(パターン・ランゲージは建築業界から来ました)。本書では、状況別に問題点と解決策をまとめ、パターン名を付ける、という形式になっており、カタログの要領で自分にあった心得や方法論を探して学べます。

徒弟制度というのは、もともと鍛冶屋がとっていた技術伝承の方法です。流れとしては、弟子(アプレンティス)は熟練職人(クラフトマン)になるために、熟練職人の元を転々として数々の技術を学んでいき、やがて独り立ちして自分の工房を持ちます。これをソフトウェア開発に応用するのが、書籍『ソフトウェア職人気質』で提唱され、本書『アプレンティスシップ・パターン』でまとめ直されたものです。
本書は、熟練職人がいかに弟子を育てるか、ではなく、弟子がいかにして熟練職人になるか、という弟子視点の内容になっています。
本書のターゲットとしては、就職して職業プログラマになってから2〜3年目くらいまでの人になるのでしょうが、学生がプロを目指すために学んだり、少し伸び悩んでいるプログラマ、一緒に働いているプログラマにもっと成長してほしいと考えている方も読むといいでしょう。

この本で学べることは多々ありますが、とくに重要なことは「生涯学習を身につける」ということだと感じました。
ソフトウェア業界には、一生安泰の技術なんてありません。常に自身を成長させていく必要があります。ですが、私たちが学生のときには、先生から与えられたカリキュラムに沿って勉強してきたこともあり、学ぶものを自分から探す・探し続ける、ということは、就職したら自分で身につけなければなりません。
本書はその「生涯学習」を、プログラマ向けに動機付けて身に付けてもらうのに最適だと感じました。

とてもオススメです!

2014年11月11日火曜日

コードレビューについての簡単なまとめ

目的はあったほうがいい。ないと粗探しになる。
コードレビュー全体の目標と、定期開催でやるならその度にテーマとしての目標を立てる。
全体の目標は、プロジェクトの目標設定やプロジェクト憲章なんかと同じ。やらされてる感をなくし、目的意識を持たせるために必要。

コードを書いてからレビューまでの時間は、短ければ短いほどいい。時間が長くなるほど、直すのが億劫になる(心理的ハードルが高くなる)。
週に一度のレビュー会よりは、全員で全てのコミットを見張ってコミット直後に指摘したほうがいい。それよりは、ペアプログラミングをしてキーボードを入力するそばから指摘するのがいい。

コードレビューを受ける側は、指摘されるまで座して待っていてはいけない。
フィードバックは進んで受けにいこう。「こういうコードを書いてみたのですけど、この考えで合ってますか?」というようにフィードバックを求め、自分のコードを良くすることに貪欲になろう。


2014年6月2日月曜日

インカムを買った

バイク用のインカムを買いました。買ったのはこれ:



SENA SMH10-11 DUAL(2台)パック フルフェイス用 バイク用インカム Bluetooth3.0 インターコム US輸入版

いつも一緒にツーリングに行ってる相棒と、同じのを買いました。2個セットがかなりお得だったので、2個セットにしました。

取り付けは、こんな感じになりました:




ヘルメットの左側面に、インカムを六角レンチを使って固定します。
スピーカーとマイクは、ヘルメットの中に付属の強力なマジックテープで貼り付けます。
マイクは、内側の口のとこに貼り付けます。フルフェイス用なのでこうなってます。ジェット用の長いマイクも付属しています。

このインカムは、スマートフォンとペアリングして音楽を聴くこともできますし、他のインカムとペアリングして話すこともできます。ペアリング可能なインカム数は、最大4台です。まだ2台しか試していません。

一度ペアリングしたら、ずっと繋ぎっぱなしです。話しかけるたびにボタンを押す必要はありません。
充電は、朝7時から夜9時まで電源を切らず使い続けても切れなかったので、少なくても丸一日ツーリングには耐えられます。

音質はかなり良好でした。ラグもほとんどないですし、高速道路でも少々の風切り音が入るくらいです(ヘルメット自体の品質に依存するかもしれません)。
接続可能距離は、カタログスペックでは900mになっています。高速道路では、目測で500mくらい離れても大丈夫でした。山中で、かなり置いていかれたときには切れちゃいましたが、のんびり一緒に走ってる分には接続を保ったままずっと走れるでしょう。

最近のBluetoothはすごいんだなーと思いました。少々の風切り音(しょうがない)以外は、全く不満なく動作しています。
これで、これからのツーリングがさらに楽しくなりそうです。

2014年6月1日日曜日

八ヶ岳高原ラインに行ってきた

2014/05/31(土)

すけさんと、すけさんの同僚とその友達、計4人で、山梨県の八ヶ岳高原ラインに行ってきました。



向かって左から、

  1. DUCATI 1098s
  2. HONDA CBR1000RR
  3. KAWASAKI ZZR1400
  4. KAWASAKI Ninja 400R

です。


行きの高速道路、釈迦堂PAにお仲間がいましたw
Ninjaのように見えて、ER-6fという別なバイクです。ぼくのバイクの後ろに停めてあったので、そのライダーさんに挨拶させてもらいました。


小淵沢ICで高速を下りて、そこからすぐのところにある、「道の駅こぶちざわ」で休憩。
フローズンヨーグルトがおいしかった。

ここから、八ヶ岳高原ラインに入りました。一瞬で終わってしまったけど、なかなか楽しい道でした。
八ヶ岳高原ラインを抜けてお昼を食べ、清泉寮というところに行ってソフトクリームを食べました。ここのソフトクリームは、かなり有名らしい。



清泉寮からの風景。いい天気でした。
ここには牧場とかいろいろあるらしいのですが、本目的ではなかったので、アイスだけ食べて早々に切り上げ。

そのあと「バノラマの湯」という温泉に行き、まったりしてました。休憩所が広くて、1時間ほど休んでました。みんな熟睡してた。

今回、インカムを買ってすけさんと話ながら走っていたのですが、だいぶ良かったです。インカムがあるとバイク旅が楽しくなりますね。

2014年3月30日日曜日

東京モーターサイクルショーに行ってきた

東京モーターサイクルショーに行ってきました。

メンバとしては、私、すけさん、きくちくん、祐くん、西山さん、平松さん。


念願のムルティストラーダに乗ってきたぞ。超カッコイイです。
あ、足がぎりぎり付くくらいなので、ちょっと難しそうですね…。


新型のハヤブサ。いい青です。



これもカッコイイ。

他にもいろいろ回って堪能しました。
祐くん、西山さん、平松さんとは途中ではぐれちゃいました。モーターサイクルショーを6人で回るのはムリですねw でも、あちらも楽しめたようでよかったです。

きょんさん結婚おめでとう!

2014/03/29(土)

kyon_mm * kaori_t_spica 結婚祝いLT大会 in Tokyo
#kyon_kao_wedding

きょんさんの結婚祝いに行ってきました。


きょんさん、かおりさん、末永くお幸せに!

今回は結婚記念のLT大会ということで、私も発表してきました。



きょんさんの結婚祝いとして自分にできること、自分の役割は何だろうと考え、自分のプログラマとしての心得を共有し、きょんさんが今後プログラマとして生きていくにあたって、何らかの参考になるようなものにしよう、と決めました。

「プログラマはこうあるべき!」と一般化して言えるほど自分の考えがまとまっているわけではないので、そういうのではなく、自分が大切にしていることを伝えることにしました。

こういうことを大勢の前で発表するのは、非常に怖かったのですが、自分がそれを役割として選んだので、これは乗り越えるべき怖さだと考えることにし、限られた時間でできる限り考えて形にすることにしました。何人かに事前レビューしてもらい、職場の勉強会で練習してアドバイスをもらい、なんとか形になったのが、今回の発表になります。

コンピュータ業界はまだまだ発展途上で、プログラマの成長の仕方みたいなものも、確立はしていません。なので、みんなそれぞれが大切にしていることがあると思います。今回のように、そういうことを共有することによって、より良いプログラマになるための方法論が少しずつできあがっていくといいなと思います。

今回の発表が、とくにきょんさんに何らかのいい影響を与えられたら幸いです。
おめでとうございます!

今回の発表では、@mizchiさんのもおもしろかったです。ああいう生き方も、プログラマとして非常に正しいのではないかと思います。情熱とポリシーを持って活動してる人の話はおもしろいです。
ほか、@cocoatomoさんの型の話、@yusukeさんのライブコーディング、@tomy_kairaさんのキーボードと音声入力の組み合わせも非常におもしろかったです。

参照


伊豆半島を一周してきた

2014/03/22(土)

すけさん、きくちくんとぼくの3人で、伊豆に行ってきました。
朝、東名高速道路の海老名SAで待ち合わせし、沼津で降りた。

その近くの漁港?にある「丸天」というお店で、朝ごはん兼お昼ごはん。量がすごかったのと、おいしかったです。

そこから海沿いを反時計回りにずっと走り、



適度に休憩。


ふっじさーん。

ここから西伊豆スカイラインを走りに行きました。
そしてきくちくんが、カーブを曲がりきれずにクラッシュ!リタイアしてお帰りになりました。残念。

またいつも通りにすけさんと2人になり、



堂ヶ島マリンというところで遊覧船に乗りました。



伊豆半島の最南端に到着し、18時くらいに目的地を全部回れました。

ここからはひたすら岐路。いつまーで経っても伊豆半島を抜けられず、「伊豆ってじつは超でかかったんだなー」と若干辟易しつつ、それでもがんばって帰るしかないのでひたすら走り、23時くらいに帰宅しました。

この日は、気温もそこそこ高くて、伊豆半島の海沿いをひたすら走るのがとても気持ちよかったです。
だいぶ疲れましたが、また行きたいですねー。

スキーに行ってきた

だいぶ日記をサボっていたので、ちょっと前のから書いていきます。

2014/03/08(土)

スキーが好きー! セカンドシーズン - ATND

去年に続き、何人かでスキーに行ってきました。
去年は新潟に行きましたが、今年は福島の会津でした。

当日の深夜00:10に夜行列車で出発するという、次の日が不眠不休になること確定なスケジュールで行きました。
あんどちんさんが、お酒を飲んでてまさかの遅刻で電車に乗れず直前キャンセルという事態になってしまいました。残念でしたが、また今度行きましょう!


コケためるぽん!立ち上がれめるぽん!


立ち上がった。



滑り動画。めるぽんとkikairoyaさんです。


旅館はこんな感じでした。なんと2階建て!
部屋では、ぼくとegtraさんはcpprefjpを書いてたりしたのですが、Wi-Fiが一切つながらずネット難民状態になってました。

2014/03/09(日)


日曜日は、午前中だけみんなで滑っていました。
午後はひたすら帰路。行きと違って夜行列車で一本ではなかったので、乗り継ぎがなかなか大変でした。

北千住までなんとか辿り着いたら、来れなかったあんどちんさんが待っていて、みんなで飲みにいきました。

そんな感じで、ぼくの今年のスキーは終わりました。
毎回スキーウェアをレンタルするのもお高いので、帰ってからスキーウェアを買いました。使うのは次の冬ですね。

2014年1月23日木曜日

『スラムダンク勝利学』を読み終わった

『スラムダンク勝利学』読み終わりました。



すばらしい本でした。
中学生と高校生、そしてその教師あたりには当たり前のように読んでほしい本ですね。

スポーツ心理学の本ですが、ふつうにマネジメントの本として使えるので、開発者の方もそうでない方も、セルフマネジメントとチームマネジメントどちらにも役に立つと思います。

普段の練習は、ただがむしゃらに反復練習すればいいというわけではなく、勝利に必要な練習を行うことが大事。そしてスポーツにおいて勝利よりも大事なものがある。それは「日々の成長」。負けたら今までの練習がぱーになるわけではない。成長を確かめ、結果を踏まえて次のための練習と成長をすればいい。

スポーツ以外にも通じる、大事な考え方がたくさん詰まった本でした。おすすめしてくれた 久保 明 さん、ありがとうございました。